ロボコン参戦記 

――今年度のロボコンも終了しました。これは、電子制御研究会からの出場チームのロボコン参戦記です。――

今年のロボコンは地区大会が地元舞鶴で開催される。ということで例年にも増して、特に周りからの期待は大きかった。自分達もいい結果を残したいし、 周りから期待されているのだからそれにも応えたい。電子制御研究会は、ロボコン以外の大会にも参加しているが、今年はロボコンに集中した。 4月末に今年度の競技課題が発表され、5月から活動を開始し、いろいろと試作を重ねた。紆余曲折を経て、マシンのアイデアが固まったのは7月末のことである。 当然のことながら夏休みは返上、夏休み終了後も作業は深夜にまで及んだ。そんな苦労の甲斐あって、マシンの仕上がりはなかなかのものになった。 マシン名の「拍手鶴采」は、昨年度のロボコンで散々な結果だったので今年度こそは拍手喝采を受けられるように、ということと、電子制御研究会のマシン名に 「鶴」の字を入れるという伝統から命名された。

地区大会は舞鶴文化公園体育館で開催された。結果はマシン名のとおり拍手喝采を受けて優勝。地元開催がかなり有利だったように思う。 マシンの操縦者としては、応援、歓声のおかげで気楽に試合を進められた。 優勝したが、これで気が緩んだのかもしれない。全国大会出場に際し、マシンを作り直したが、改良できるところはまだ残っていた。

全国大会は東京両国の国技館で開催された。全国制覇を目指して望んだが、結果は、気の緩みからマシントラブルにつながり、ベスト8止まりだった。 ベスト8で終わったということより、終わった原因が本当に悔しかった。しかし、全国大会では、このような悔しい経験や他高専のレベルの高さを体感出来たので、 来年度以降はさらに良いマシンを作れると思う。

 ――最後に。今年度のロボコンを通してお世話になった方々、本当にありがとうございました。そしてまた来年も応援よろしくお願いします。――



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