EagleからFlash for Windows へのデータ変換

■Ealgeからガーバーデータへ

パターン面のガーバーデータ

1. オートルータなどで配線し終わったら、File -> CAM processorを開く
2. OutputエリアのDeviceをGERBERAUTOにする
3. Fileに適当な名前を付ける(ここでは、"CAMtest2.gb")
4. LayerはBottom,Pads,Viasだけでよい（片面の場合)
5. Process Jobボタンを押す。すると"CAMtest2.gb"と"CAMtest2.whl" と言う２つのファイルが出力される。

ドリルのガーバーデータ

1. CAM Processorをいったん閉じる
2. File -> Run...を開き、"drillcfg.ulp"と言うファイルを開く

3. 単位系を聞いてくるので、inchを選択しOKを押す

4. Tコードが表示されるので、とりあえずOKを押す。（ここでは、"CAMtest2.drl"とする）

5. File -> CAM processorを開く
6. OutputエリアのDeviceをGBRDRLにする
7. Rackボタンを押し、先に作っておいたCAMtest.drlを読み込む
8. Fileに適当な名前を付ける（ここでは、"CAMtest2.gbd"とする)
9. LayerでDrills,Holesを選択しておく
10. Process Jobボタンを押す。すると、"CAMtest2.gbd"というファイルが出力される。

■ガーバーデータからFlash for Windowsへ

変換条件設定

1. 変換条件 -> フォトデータ変換条件を開き、下図のように設定する。 単位系は0.0001[inch]にして下さい

2. 変換条件 -> 穴データ変換条件を開き、下図のように設定する。 単位系は0.001[inch]にして下さい

変換条件

1. 条件 -> アートワーク条件を開く
2. "CAMtes2.whl"をエディタで開く
3. このファイルの中で、Dから始まる行を探す

・CAMtest2.whlの中身

;aperture wheel file generated by EAGLE
;remove the above line to prevent this file from being overwritten!

D10      draw      0.0160inch
D11      oval      0.0520inch x 0.1040inch
D12      octagon   0.0850inch
D13      octagon   0.1000inch
D14      draw      0.0220inch
D15      draw      0.0500inch

4. Dの後ろにある数字と、アートワーク条件のDコードは対応するので、 下記表を使って、下図のように変換していく。

区分対応表

意味	Eagle側	FlashWin側
ライン	draw	L
八角ランド	octagon	F
丸ランド	round	F
角ランド	square	R
長丸ランド	oval	O

5. 条件 -> ドリル条件を開く
6. "CAMtest2.drl"をエディタで開く
7. このファイルの中からTで始まる行を探す

・CAMtest2.drlの中身

T01 0.032in
T02 0.040in

9. Tの後ろにある数字と、ドリル条件のNo.は対応するので、 下図のように変換していく。

10. ガーバーデータを読み込む。"CAMtest2.gb"は、フォト裏 （表にしたらえらい事になります)"CAMtest2.gbd"は、穴でそれぞれ開く。

うまくいけば下図のような、パターンデータが表示されます。後は、輪郭抽出して 削れば、美しい基板が出来上がるでしょう。

、、、、あ、Eagleの基本操作とか、Flash for Windowsの操作方法なんかは 分かっているものとして書いてるので、分からない人はマニュアルとかサイトとか見てマスターしてくださいね。

参考文献

• Eagle 英語版マニュアル（ドイツ語版とか読めませんって）
• 趣味の電子工作:http://www.interq.or.jp/japan/se-inoue/menu.htm
• Flash for Windows マニュアル〜電気工学科編集〜
• Flash for Windows オフィシャルマニュアル
• 基板加工機（ありがとお、Ｋ先生〜、下敷きに六個ほど穴あけてごめんなさ〜い）